私が血管炎と診断されて今年の医療費はかなり高額になるだろうと予測できますので、お金について調べました。助成制度の申請や確定申告によって負担を軽減できるようになっていて、私の場合は以下の3つが対象になり、併用が可能という事でした。それぞれの制度について勉強して分かったことを記します。もしも間違っていれば後日訂正いたします🙇
- 指定難病の医療費助成制度(自治体に申請)
- 高額療養費制度(国民健康保険や健康保険組合に申請)
- 医療費控除(確定申告)
指定難病の医療費助成制度
国が定めた難病に該当する患者が対象で、月々の医療費の自己負担上限額が設定されています。その金額は患者の所得額によって区分されていて、私の場合は月額3万円、6か月以上の長期になった場合は月額2万円が自己負担になります。
医療費助成は、難病の診断日から開始されます。私の場合は入院した日となり、入院費用の助成を受けられる予定です。先日、5月分の16日間の入院費の請求書が出たのですが、助成対象外となる差額ベッド代を除くと205,495円でした。これが自己負担3万円で済むならばかなりありがたいです。
高額療養費制度
指定難病かどうかに関わらず、医療費が高額になった患者が対象で、月々の医療費の自己負担上限額が設定されています。その金額は患者の所得額によって区分されていて、医療費を含む計算式で求められます。上記の指定難病の医療費助成制度との併用が可能という事でしたが、2重に助成金を受け取れるわけではなく、併用しても自己負担上限額の月額3万円は変わらないと私は解釈しました。2つの制度によって、まずは高額医療費の助成金をを健康保険組合が負担し、さらに不足金額分を指定難病の助成金として国と自治体が負担した結果、難病患者の自己負担が3万円になる仕組みです。
じゃあ、わざわざ申請しなくても良いのでは?と考えてしまいますが、指定難病に関わらず助成を受けられるのがポイントです。健康保険の扶養者がいる場合や、患者自身が別の病気になった場合、その月額医療費の合算が自己負担上限額(私の場合は約17万円)を超えると助成を受けられます。まあ、私の家族は健康なのでそこまで膨らむことはないとは思いますが。
医療費控除
扶養家族も含めた年間の医療費を確定申告すると負担を軽減できます。自己負担額が10万円を超えた部分について、医療費が控除されます。結構やられている方もいるのではないでしょうか。例えば年間で20万円かかった場合、20-10=10万円が超えていますから、その金額を申告することで、所得税の計算から控除される仕組みです。所得税率10%の方であれば、10万円の10%で1万円が戻ってきます。通院のための電車やバスの交通費も医療費に含められるという事ですから、積み重ねると大きいですね。
医療費が高額になった年ほど医療費控除に期待したいところですが、上記の助成制度などで助成金を受けた場合は、その助成金額を含めることはできません。あくまで自己負担額となります。
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