心膜炎をおさえる
2025/5/16 入院のベッドが準備できて、横になることができました。そこに、循環器内科の先生が来て心臓の動きを測定することに。心膜炎と言って、心臓を覆う膜に水がたまる症状で、水が増えすぎると心臓を圧迫して心臓が止まってしまう危険があるそうです。緊急だと胸に管を刺して水を抜き取るらしいですが、まだ大丈夫だと判断されて薬で炎症をおさえることになりました。心電図モニターを胸に貼り付けて、少し安心して眠りにつきました。
ANCA(抗好中球細胞質抗体)関連血管炎
2025/5/17 入院の翌日、呼吸器内科の先生から病状説明を受けました。私が診断されたANCA関連血管炎とは、自己免疫疾患の一種で、本来自分の体を守るはずの免疫が逆に攻撃してくる症状です。これが全身の小さな血管に炎症を起こすため、腎臓や肺、皮膚など、細い血管が多く存在する臓器に影響を与えるということです。主な病状内容は、
- ANCA関連血管炎の疑いがあり、検査が必要なこと(リウマチ膠原病内科の領域)
- 慢性副鼻腔炎の手術を行うこと(耳鼻咽喉科の領域)
- 気管支炎/気管支喘息のこと(呼吸器内科の領域)
- 心膜炎のこと(循環器内科の領域)
- 腎不全のこと(腎臓高血圧内科の領域)
このように、私だけで5つの科の先生方が診てくださる、ありがたいです。こういうところは大学病院はさすがですね。ところで、副鼻腔炎の手術は延期になったのでは?と聞いてみると、血管炎にはさらに分類があり、MPA,GPA,EGPAの3つのどれに該当するのかを特定するために体内組織を採取する必要があるとのこと。そこで手術の際に鼻の組織を採取することにしたと説明されました。その他には腎臓の組織も採取するようです。長らく待った鼻の手術を受けられることになり、まずは良かった。
副鼻腔炎の手術
2025/5/22 元々の予定通り副鼻腔炎の手術を受けました。聞くところによると、あの岸田前首相も慢性副鼻腔炎で、日帰りで手術を受けられたのだとか。日帰りできるくらいの手術なのだから大丈夫だと自己暗示するも、全身麻酔をするのが初めての私は緊張。朝食を抜いて下剤を飲み、事前に便を出しておきます。手術着に着替え、呼ばれたのは午後2時頃でした。手術台に横になると酸素マスクのようなものを口にあてがわれて、深呼吸してくださいと言われました。実はこれが麻酔だとは知らず、注射するものだと思っていた私は、言われるがままに深呼吸しているうちに何だか気持ちよくなりそのまま意識がなくなりました。目が覚めた時は手術が終わっていて、30分くらいは経ったのかなという感覚でしたが、いやいや午後7時でした。鼻は栓でふさがれて口呼吸となり、口の中に血が流れてくるため、延々と吐き続けました。頭痛もします。これは日帰り手術なんて無理だろう、岸田さんすごい!と思いました。
翌日には頭痛もおさまり、さらにその翌日からは鼻洗浄を始めました。花粉症の時にやる鼻うがいと同じです。最初は鼻が完全に詰まっているため、鼻から水を入れても全部はね返されて全然通りませんでしたが、何度かやっているうちに少しづつ通るようになりました。順調です。
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