顕微鏡的多発血管炎(MPA)
2025/6/3 リウマチ膠原病内科の先生から病状説明を受けました。血管炎はさらに3つに分類されるという事で、私の場合はその場では一旦、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)と説明されたのですが、後日、腎生検の最終結果が出てきて、結構悪かったのだそうです。そこで、顕微鏡的多発血管炎(MPA)と結論付けられました。補足としては、現在の医学の分類方法に従ってどちらかの病名を付けるしかないが、本当はさらに私の症状に合った分類をすべきなのかもしれない、ということでした。「腎臓の症状はあと一週間見つかるのが遅ければ結構危なかったかもしれません、呼吸器内科の先生が気づいてくれて良かったです。」と言われ、私も先生に感謝!
抗がん剤治療
2025/6/6 リツキサンという抗がん剤の一種を使用することになり、点滴を開始しました。抗がん剤と聞くと副作用のイメージがあって抵抗を感じるのですが、従来の抗がん剤とは異なり、特定の細胞にのみ作用するため、副作用が少ないことが特徴だそうです。「私はがんではないのに抗がん剤なのですか?」と聞くと、「がんは特定の箇所の腫瘍を切除すれば治る可能性がありますが、血管炎は全身ですから、切除できるものがないという違いはあります。でも、悪性の細胞を破壊しなければならないという点では同じ治療になるんです。」とのこと。納得しました。先週から始めているステロイド剤は対処療法として症状をやわらげる役目、抗がん剤は原因となる悪性細胞を破壊する役目、となります。
リツキサンの点滴は1週間おきに4回行うのがセットになっていて、6/6,6/13,6/20,6/27に決まりました。つまり、最短でも6/27までは退院できず、その時点での病状やステロイド剤の減量ができるかによって判断されるそうです。点滴期間中は免疫力が非常に落ちるため、できるだけ感染症にならないためにも病院内で過ごしたほうが安全だと言われました。
リツキサン点滴を始める前に、副作用に備えて解熱剤を飲んでアレルギーを抑えるための点滴をします。さらに、リツキサン点滴開始時はゆっくりと、マメに血圧と体温を測りながら徐々にペースを上げていきます。私の場合は、解熱剤を飲んでも37.8度まで熱が上がり、最後のペースまで上げることはできませんでした。ゆっくりですが、無事終了。
運動
3週目に入ると体調は落ち着いてきました。咳も痰も減って、熱は37度前後で推移。先生からは、「入院していると体力が落ちちゃいますから病院内を散歩してくださいね」と言われていました。あまり乗り気ではなかったのですが、入院当初から体につけていた心電図モニターと点滴用ルートが外れて動きやすくなったことをきっかけに、運動を始めました。私的にはただの散歩だと運動した気にならず、メニューを考えて徐々に増やしていきました。筋肉痛が心地よいです。せっかく健康意識が高まったところで、これは退院後も続けないとだな。
- ストレッチ体操
- プランク(以前ジムで覚えた体幹トレーニング)
- 腕立て伏せ
- スクワット
- 腿上げ(自己流)
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