雇用統計の話

弟子の挑戦
マサト
マサト

おーい、弟子

弟子
弟子

はーい

マサト
マサト

雇用統計って知ってるかい?

知らなーい、何それ?

マサト
マサト

FXをやる人にとっては有名なアメリカの経済指標なんだ。毎月第一金曜日にアメリカが発表するんだけど、それによって景気の状態が分かるから、投資家たちがその指標が発表されたと同時に敏感に反応して売買すると、為替が瞬間的に大きく変動することがあるんだよ。次回は5/2の21:30に発表だから、そのタイミングでどれだけ動くか見てみるといいよ

弟子
弟子

そーなんだ、詳しく教えて!

米国雇用統計は、アメリカの雇用者数や失業率などいくつかの項目について月ごとの集計結果をまとめたものです。アメリカが政策金利を決めるための判断基準にもなり、金利が上がればドルが買われるし、下がれば売られます。なので、これが為替に直接影響するため投資家たちは素早く反応するわけです。アメリカ国内のデータではありますが、世界のGDPの約1/4はアメリカが占めているそうで、全世界への経済の影響が最も大きい国です。FXをやっている人は、米ドルに限らず、どの通貨ペアにも影響があるものとして注目しています。

5/2の雇用統計発表前後の豪ドル/円のチャートを示します。発表前の21:00の時点では93.003円、21:30に雇用統計が発表され、22:00には93.233円まで上がりました。22時台には逆に92.9円まで下がり、23時台にはまた93.1円まで上がりました。このように短時間で上下するのですが、今回はこの時間帯で決済するような大きな動きはなく、弟子に説明するサンプルとしては説得力のない結果でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました