リウマチ膠原病内科の病棟に引っ越し
2025/5/24 耳鼻科の副鼻腔炎の手術が終わり、今後は血管炎の検査と治療が始まります。そこで、リウマチ膠原病内科の病棟に引っ越しました。
2025/5/25 熱が37.8度まで上がりました。薬も飲んでいるのに何故?と当番医も困った様子。病棟には見舞客も出入りするのでコロナ感染の疑いも捨てきれず、念のため個室に隔離されることに。昨日引っ越したばかりなのにまたかとは思いましたが、皆さんに迷惑をかけるのは申し訳なく、素直に従いました。別途お金の話を投稿しますが、個室料金は患者負担で一泊27500円です。高っ! コロナ検査の結果は陰性だったため、1泊で元の部屋に戻れることに。ホッとしました。
2025/5/26 昨日の発熱は、血管炎が進行しているからだという結論になり、早々に治療が必要と判断されました。しかし、翌日に予定している腎生検は非常に大事な検査で、治療を始めてしまうと正しい結果が得られないため、検査後にすぐ薬の治療を始めましょうという説明でした。
腎生検
2025/5/27 腎生検を行いました。ANCA関連血管炎はさらに細かく分類されていて、MPA,GPA,EGPAの3つがあります。それによって適切な治療も異なるという事で、私の病気を特定するために腎臓の組織を採取して分析する検査です。
背中から腎臓まで管を差し込んで、バチンと大きな音をさせながら4か所から腎臓の組織を切り取ります。聞いただけで痛そうだ、だけどしょうがない。副鼻腔炎とは違い、今度は部分麻酔で行うとのこと。意識があるまま腎臓に管を刺されるのは気持ちの良いものではありません。しっかり管が入る感覚はあるのですが、痛みはありませんでした。意外と短時間で処置が終わりホッとしましたが、大変なのはその後でした。止血のため、しばらく背中をタオルで圧迫したまま仰向けで動かないでくださいとのこと。小便も尿瓶にします。しばらくは何ともありませんでしたが、次第に背中が痛くなり出しました。傷口が痛むというよりも、同じ姿勢で背中を圧迫されている辛さです。結局午前10時から午後8時まで耐え続け、ようやく横向きになれた時はとても解放された気分でした。
ステロイド治療
2025/5/27 腎生検が無事済んで、まだ検査結果は出ていませんがステロイド治療を開始しました。この治療は検査結果がどうであれ必要なものだそうです。プレドニン錠というステロイド系の薬剤で、炎症や免疫反応を抑える作用があります。血管炎は免疫によって自分の体を攻撃する症状のため、免疫を抑えることで症状をやわらげます。しかし様々な副作用もあることから、病状を見ながら徐々に量を減らしていきます。治療開始時の目安は体重によって決まり、私は70kgなので5mg/錠を毎日14錠飲むことから始めました。
抗生剤治療
タゾピペという抗生物質の点滴を毎日3回受けました。感染症や肺炎の治療用です。
その他のいろいろな検査
血管炎の症状を見るための検査と、薬剤による副作用の影響を見るための検査を行います。特に、採血と採尿は頻繁です。
- 日常の測定 体温、血圧、血糖値、体重、動脈血酸素飽和度、心電図モニター
- 採血(血管炎の進行と副作用を見る)
- 採尿、畜尿(腎臓機能を見る)
- エコー検査(超音波により臓器の画像をリアルタイムで観察)
- CT検査(X線により臓器の状態を断面観察)
- MRI検査(CT検査では区別がつきにくい病変を磁石と電波により断面観察)
- 核医学検査(微量の放射性医薬品を注射し、放射される放射線により臓器機能を観察)
- 歯科検診(骨粗しょう症の副作用に備えて虫歯を治療)
- 眼科検診(眼圧検査や視野検査により緑内障の副作用を経過観察)
- 骨密度検査(X線や超音波によりカルシウムやミネラルの量を測定)
- 胃カメラ(内視鏡により胃の中を観察)
歯科検診では、治療が必要な歯はなく、クリーニングだけしてもらいました。副作用の骨粗しょう症の説明を受け、今後はかかりつけの歯科医を見つけてください指導を受けました。ステロイド治療中であることを分かってくれる歯科医じゃないと間違った処置をされてしまうようです。抜歯やインプラントは避けないといけないらしく、予防として定期的に歯のクリーニングをすべき、デンタルフロスもぜひ使ってください、とアドバイスをいただきました。
眼科検診では、副作用としての白内障と緑内障の検査を受けました。視力、眼圧、眼底、視野。白内障は問題なし。緑内障は、網膜が薄い部分があり少し懸念される程度。すぐに悪化するわけではないので、一年後にまた検査することにして予約を取りました。一年後まで予約を覚えていられるか?
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