咳が続き副鼻腔炎と診断される
いつから咳が出ていたのかすでに覚えていないのですが、周りから「よく咳をしてるね、大丈夫?」と言われるようになり、体調は悪くはないものの、職場の近くの耳鼻科を受診することにしました。予約制なのですが、2週間待ちとのこと。オンライン診療ならもっと早くできると言われ、予約しました。2023/1/16、先生とスマホで会話して症状を説明し、薬を処方してもらうことに。薬局にもオンラインで発注する仕組みでした。世の中進んでいるなあと感心しながら、薬の服用を始めました。その後の病院でのCT検査の結果、「副鼻腔炎ですね。鼻水が出て喉に流れ込むことによって咳きこんでしまう症状です。」と診断されて薬を飲み続けたら約3か月ほどで治まりました。
健康診断で肺に結節が見つかる
2023/6/13、健康診断を受診しました。肺のレントゲンに影があると指摘があり、会社の産業医からの指導を受けてCT検査を行うことに。その結果、肺に小さな結節が見つかりました。咳と関係はあるのかな?と心配になってネット検索すると、肺がんの可能性もあると書かれていて不安倍増。しかしすぐに何かしなくてはいけないという事はなく、経過観察のために定期的に検査を行っていましたが、2025/1/31のCT検査でも特に大きさの変化はありませんでした。先生曰く「何事もなければ普通は消えるんですけどしつこいですね」。これが血管炎と関係するのか?は不明ですが、今度先生に質問してみよう。
咳が再発して病院を変えてみることに
2023年11月、咳が再発しました。ちょうど会社の産業医との経過観察面談があったので相談してみました。「過去に副鼻腔炎と言われて薬で治したのですが、再発してしまったので根本的に治す方法はないですか?」。すると産業医の先生から、「慢性副鼻腔炎だと、薬治療で治らない人は鼻の手術を行うこともあります。手術ができる病院を知っているので紹介しましょうか?」とのこと。早速お願いして紹介状を書いてもらい、2023/11/29に大学病院の耳鼻科を受診しました。結果的にこの病院にずっと通うことになります。
診断の結果はやはり副鼻腔炎という事で、手術をお願いしました。しかし鼻から喉にかけて内視鏡で観察するとそれほど悪くはなく、手術しなくても治るレベルだということで、薬による治療を再開しました。
- クラリスロマイシン(抗生物質)
- カルボシステイン(痰を出しやすくする)
- モンテルカスト(鼻水などの症状を和らげる、気管支の収縮や気道の炎症をおさえる)
これらのうち、クラリスロマイシンは症状の改善に伴っていったん中断したのですが、その後徐々に咳が悪化して発熱したため、2024/6/26から7日間だけ強めの抗生物質で炎症をおさえることに。その後クラリスロマイシンを再開しました。
- アモキシシリンカプセル(抗生物質)
- モメタゾン点鼻薬(アレルギー性鼻炎を緩和)
薬によって熱は下がったものの、咳は治るようで治らず、しばらく様子見が続きます。
2024/10/23の診察にて、「先生、また咳がひどくなってきました。薬が効かない感じです。」と相談。そこで、「では、経過を見るためにちゃんと薬を続けてもらって、次回の診察時はCT検査してみましょう。」ということになりました。薬をもらって帰宅。まだ続くのかぁ。早く何とかしたい😢
咳は治らず副鼻腔炎の手術が決定
2024/12/21にCT検査。2025/12/25に結果説明を受けました。「良くなっていないですね。薬で改善しない場合は鼻を手術する方法もありますが希望されますか?」私は思わず、「えっ?もともとこちらの病院を紹介していただいたのは、薬で治らない経験があったので手術したいと思ったからなのですが???」
大学病院というところは、先生が当番制で入れ替わるので、過去の経緯が伝わりづらいところがあると思います。また、だからこそデータ重視ですので、私が別の病院で薬治療ではダメだったと言ったところで、まずは先生の判断に従って薬を試すことはしょうがないのかもしれません。しかし私にとっては、1年以上かけてようやく話がスタート地点に戻ったという印象。愚痴も出てしまいます😢
やっと手術を受けられることになりました。「では、手術日を予約しましょう。今からだと、最短で5月になりますが。」 私、「えっ、今は12月ですよ。」 先生、「そうなんですが、とても混んでいるんです。」 そっ、そんなぁ、と思いながらも予約しないと始まらないので、2025/5/22の手術を予約しました。まだまだ咳と付き合わなければなりませんが、先が見えたことは少しうれしい。
手術待ち期間に咳が悪化して喘息気味に
手術決定時に大量の薬を頂いたので次回の診察は2025/3/19の予定でしたが、1月下旬からさらに咳が悪化して、2月には夜中にせきこんで眠れないほどになりました。仕事中も咳が止まらなくなることがあり、周りの人に迷惑をかけないようにボックス席に離れて座るようにしました。私は過去に喘息になったことはないのですが、もしかしてこういうのを喘息というのでは?と想像してしまいます。とうとう我慢できず3/5に病院に行きました。
「先生、咳で夜も眠れなくなってきて痰も出るのですが。」と相談しましたが、予約外の診察のため担当医の先生ではなく先生もお困りのご様子。手術を予定していることもあり、それまでは何とか薬を処方して時間を稼ぎたいのでしょうね。で、新たな薬が処方されました。3/19の診察までこれを飲んでくださいとのこと。昼間の咳はひどいですが、吸入剤のおかげか、なんとか夜は眠れるようになってきました。
- カロナール錠(解熱鎮痛剤)
- トラネキサム酸カプセル(のどの痛みなどの抗炎症剤)
- ブデホル吸入粉末剤(気管支喘息治療用、気道の炎症をおさえる、気管支拡張)
2025/3/19の診察では、5月の手術までの日数分の薬をいただき、いよいよ手術前検査などの案内が始まりました。相変わらず咳はひどいのですが、もう少しの辛抱だと思って我慢しました。
とうとう発熱して呼吸器内科を受診
2025/4/23は手術前検査の日です。体調が問題ないかどうか、採血やX線、心電図などの検査を行いました。この日は診察の予定はなかったのですが、咳が辛くて診察もお願いしました。それでまた薬が追加されることに。
- ビラノアOD錠(鼻炎などアレルギー症状をおさえる)
- フルチカゾンフランカルボン酸エステル点鼻薬(アレルギー性鼻炎をおさえる)
その後、入院の説明を受けるための看護師面談で体調を聞かれ、ずっと咳が出て苦しいことを伝えました。会話していてもせきこんでしまう始末。熱を測ると37.3度の微熱。これはまずいのでは?と看護師さんが気付いてくれて、耳鼻科以外でも診たほうが良いと呼吸機能検査と呼吸器内科の診察を入れてくれました。
2025/4/25 呼吸機能検査結果を聞くために呼吸器内科を受診しました。肺機能はかなり弱っているらしく、「あなたの肺年齢は95歳以上です」COPD(慢性閉塞性肺疾患)の疑いがあり要治療という判定。肺に影が見られます、薬を90日分出しますから次回は7/25に来てくださいとのこと。内心、7月で大丈夫なの?と不安に。。。またまた薬が増えました。
- エリスロシン錠(呼吸器などの感染症治療に用いる抗生物質)
- オーキシスタービュヘイラー吸入剤(慢性閉塞性肺疾患の治療)
受診後にまた看護師さんと面談し、熱を測ると37.5度、指先で血中酸素飽和度を測るパルスオキシメーターの値は93でした。95以上が正常値のようですのでやや低め。そのため、「熱が下がらなかったら家の近くの病院でコロナとインフルエンザの検査を受けてくださいね。」と言われました。もしもコロナだったら手術できないことを心配されたのでしょう。
微熱は治まらず手術可否が迷走
4/30に看護師さんから電話があり、「まだ熱はありますか?」と聞かれ、「はい、続いています。」と答えると、「コロナの検査をちゃんと受けてくださいね」と念を押されました。2025/5/1に近所の病院で検査を申し込みましたが、コロナ患者が増えているらしく、いくつかの病院では「もう予約で一杯です」と断られてしまい、ようやく一か所見つけて陰性と判定できました。
2025/5/7 手術前の最終診察として耳鼻科を受診。そこで、私の執刀医だったはずの先生が異動になり別の先生に代わると告げられました。まあ、手術の内容は決まっているのだろうからお任せするしかないかなと思いつつも、やはり大学病院らしいなと感じました。あらためて咳や痰と微熱も続いていて呼吸器内科にも診てもらっていると話したところ、「もう一度呼吸器内科で診察を受けてください、場合によっては手術を延期しないといけないかもしれません」と言われてショック。ここまで我慢して待ったのに延期になったらどうしよう。。。
2025/5/9 呼吸器内科を受診。ここで手術の可否が決まるのかと思うと緊張。この日はまた予定外の診察だったため担当医の先生は不在で、当番の先生に代わりに診ていただきました。そのため、はっきりと手術の判断は出来ず、採血して、5/16に担当医が診るのでまた来てくださいとのこと。また新たな薬が処方されて、以前にもらった薬も含めてどれとどれを飲めばいいんだっけ?と混乱気味に。「これとこれを休んでこっちを飲んでください、、」という説明をまじめに聞いて、薬だけもらって帰ることに。
- ジェニナック錠(呼吸器感染症治療用、抗菌薬)
- フルティフォームエアゾール吸入剤(気管支喘息治療用、気道の炎症をおさえる、気管支拡張)
- スピリーバレスピマット吸入剤(慢性閉塞性肺疾患治療用、咳や痰をやわらげる)
- メプチンエアー吸入剤(喘息の発作が起きた時に使用、気管支拡張して呼吸を楽にする)
その日の夜は、熱が39.6度まで上がってしまい、とにかく休養。翌日には37度台には戻ったけど、大丈夫か、俺?
緊急入院
2025/5/16 最初に採血と採尿、レントゲン撮影を行い、その後呼吸器内科を受診。先生がひとこと、「今日、このまま入院できますか?」。「肺の影が広がり、心臓の周りに水が溜まっています。血尿が出ていますし、血液検査ではMPO-ANCAの数値が基準値3.4以下のところ、236に爆上がりしています」。この結果から、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)が疑われるとのこと。鼻の手術は延期したほうが良いと言われてしまいました。まったく聞いたことのない病名に困惑しながら、もう素直に従うほかはありませんでした。ベッドの準備を待つ間、コンビニで歯ブラシやタオルなどを買い、点滴を受けながら熱を測ると39.6度。大丈夫か、俺?
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